ぷくぷくと口から血のあわをたらしながら、のそりと僕を見ている。
「あんたを、捨てた……」
そう言ってにやりと笑う口のはしから、いくつもの赤黒い血の糸をとろとろと落とすそれは。
「……おかあ、さ……」
ふさがりそうなのどを押さえて一歩下がった僕の背中に、どんっとなにかがぶつかった。
全部の神経がばらばらになるくらいおどろいて飲んだ息が、悲鳴のようにひっと鳴る。
がくがくと体をゆらしながら、ゆっくり振り返った。
そこには首の骨が折れたように頭を横にたれ下げた父親が立っていた。
「うっ、うわぁ!」
「あんたを、捨てた……」
そう言ってにやりと笑う口のはしから、いくつもの赤黒い血の糸をとろとろと落とすそれは。
「……おかあ、さ……」
ふさがりそうなのどを押さえて一歩下がった僕の背中に、どんっとなにかがぶつかった。
全部の神経がばらばらになるくらいおどろいて飲んだ息が、悲鳴のようにひっと鳴る。
がくがくと体をゆらしながら、ゆっくり振り返った。
そこには首の骨が折れたように頭を横にたれ下げた父親が立っていた。
「うっ、うわぁ!」


