それからあたしは心から花火を楽しめることはなかった。 有美ごめんね。 満月弱すぎだね。 強くならなきゃね! そして家に帰ってお風呂に入って 疲れたからかすぐにあたしは眠りについた。 ポワワワワ~――――――………… 翼とあたしはなぜか二人で公園のベンチにいた。 「ねぇ翼、満月は翼のことまだ好きだよ! 今でもずっと好きだよ。」 ぎゅっ。 「えっ!翼?」 「みつき、今までごめんな。 俺もお前が好きだよ。 俺ら、戻ろう」 ―――――――………