ギターと歌とうちとあんたと。



「なぁ、なんかくれるん~?」

『さぁ?』
意地悪そう顔でうちを見下ろす。
身長高いことを良いようにーこのやろう!

「けち~!教えてくださーい!」

『嫌や(笑)』


結局光輝は教えてくれへんかったけど、
ちょっとぐらい期待しててええよな?


とかゆうて期待はずれやったらショック。



光輝はうちの前から離れて
椅子に置いてたギターをとって、ギターを弾き始めた

光輝は一年くらい前、ギターを独学で学びだして貯めたお金でギター買ったらしい。

買ったときからほぼ毎日弾いてるみたい。


うちもギターやりたいけど、
うちお金すぐ使ってしまうし、お金なんか貯まるはずなんかない



それからしばらくしたらお母さんが帰ってきた


『ただいま~』
うちはすぐ制服を見せようと思って玄関に小走りで向かう

「お母さん!」

『ん?何?』

「何?じゃなくて、制服来てみてんけど、どう?」

そういってうちは両手を広げてみる

『あ、いいやーん!ブレザーって何か新鮮やなぁ』

うちの中学はセーラーで、小学校も私服やったからブレザー着るのは初めて
だから実はめっちゃ嬉しい!

『小学生みたいで似合ってるで?(笑)』

「ちょ!光輝!」

『光輝くん、ナイス!』

「ちょー!お母さんまで!」

皆して小学生って…
うちそんな子供っぽいかな…?

ちょっと鏡をみてみる。



あ、ほんまや。
小学生や。