何だが、二人の性格が間逆な事に今更ながら気付き、珍しくなって木庄さんの横顔をジッと見てしまった。 「…さ、坂上君…。こ、こでいいよ…」 相変わらず、薄暗い中で俯いたままの木庄さんがいる。 「え? でも…」 「いいよ。大丈夫だから。また明日ね…」 「…うん」 不思議に思った。木庄さんがあんな女の子らしい…っていうか、可愛い…て感じに思えた。