順調にあたしは幸せな時間を過ごしていた。
今は蓮君が仕事オフだから、家でゆっくりしてる。
「ぁっ、この前の蓮君が出てたバラエティ見なきゃ!」
あたしはリモコンを手に取って番組を変える。
クイズ番組で蓮君が答えてる。
「きゃぁ、かっこいいーー!」
あたしはいつもこんな感じ。
リモコンをばしばし、ソファに叩きつけながら興奮してる。
「恥ずかしいから変えて!」
蓮君がコーヒーを持ってキッチンからリビングに来た。
テレビに映ってる人があたしの彼氏なんていまだに信じれない...
「かっこいいからむりぃ!」
「んな可愛いこと言うな」
蓮君はあたしにでこピンを食らわせた。
「でもでも、見るもんね!」
「あっそ!」
あたしはテレビの中の蓮君に夢中になる。
「かっこいい!きゃ~!さすが蓮君!」
「ここにいるけどな」
「これ答えれるなんてすごい~!蓮く~ん!」
「小1の問題だけど」
後ろで聞こえる蓮君の声。
んふふ、あたしわかってるんだよ。
蓮君、さみしいとき無駄にいっぱいしゃべりかけたり相槌入れるんだよね...
可愛すぎ!

