学校へ着くと、予想通り彩菜ちゃんが泣く真似をしながらあたしに抱き着いてきた。
「花純ぃぃ、おはよぉぉ...」
「おはよ♪どうしたの?」
聞かなくてもわかるんだけど...ね...
「見たでしょ!ニュース!蓮君が交際っていうやつ!
びっくりしたよ...まさか、蓮君が恋するような人だって思ってなかったし!」
「あの...その話なんだけど...」
あたしは言う決意をした。
「何?どしたの?」
「その...蓮君の相手....あたし...です..」
言いにくい!
こんなに言いにくいとは予想してなかった...

