「…お前、そんなこと抱え込んでたのか!」
話が終わるといつもの笑顔の悠樹。
「別にめっちゃ辛いってわけじゃないけど…
嘘。だいぶ、辛い。 もう会えない可能性が高いし」
悠樹に見せたクローバーのストラップを眺めながら、言った。
あれ、会えたことって奇跡だよな…。
「芸能人が、そんなことでくよくよ悩んでていいのかぁ?」
「っ…」
「三浦蓮が、恋愛相談をするなんてみんなびっくりするだろうなぁ」
「何なんだよ」
「それ、返さなきゃだろ?」
悠樹は俺の持ってたクローバーを指した。
「あぁ…」
「じゃあ、諦めず探さないと。公園に行けば、まだ可能性はあるから。な?」
妙に説得力がいい悠樹。
「確かに…」
「返して、気持ち伝えて来いよ」
「きっ気持ち?」
「あぁ、告白だろ?」
告白?!

