「よし。じゃあファックスに入れて...」 そう言ってその紙は電話機の中に吸い込まれていった。 「おめでとう。二人はもう世に知れ渡る名カップルだ」 そう言われたとたん、蓮君はあたしに抱き着いてきた。 「れっ蓮君!?」 「..やっとこれから堂々できる」 「え?」 「おいおい、俺の前でイチャイチャか、はは」 「ぁっすいません///」 「いや、構わないけどね。これから会見の準備するから二人ともここでゆっくりしてるといいよ」 社長さんはそう言うと、社長室を出た。 ....二人きり!