「花純、マジで言ってる?」
「?あたしはいつでもマジだよ?」
「あははははっ、もう最高!大好き」
ぎゅっと抱き着かれて、しかも大好きって言われて...
照れちゃうじゃんかぁ。
「あの...どうしたらいいの?」
「もう、いっそのことこれにするか?はははっ」
「嫌、そんなに笑うなら嫌です...」
だって絶対なんかあるもん!
「じゃあ、苗字の書いたハンコ持ってきてくれるかぁ?ははっ
宅配の時に押すやつな?」
「ぁあっ!あれ!うん、わかった!」
やっとわかったよ。
はんこってあれだったのね。
あたしは玄関でそれを見つけ蓮君に見せた。
「これでいいよね?」
「はい、えらい子~」
よしよしと頭を撫でてくれた。
「もうっ///そんなバカにしないで~」

