【完】イケメン芸能人と甘い恋!?






止まらない涙。




「ちょっ…ごめん…な…ダメだわ、俺」




俺は花純に背を向けて顔を手で覆った。





こんな恥ずかしいとこ見せれねぇ…





必死に涙を拭いてると。





「蓮君っ」



愛おしい花純の声が聞こえたと同時に

後ろに温もりを感じた。



俺のお腹に回される腕…





俺は後ろから花純に抱きしめられてた。





「ごめんなさい、蓮君…

蓮君に辛い思い、いっぱいさせちゃってる…

こんなの彼女失格だよね…」




花純は必死に謝ってる。




…なんで…



なんで…




「なんで花純があやまんの…」




責任負いすぎだっつぅの。





「だってぇ…」




「だぁっ、泣くな泣くな?」





俺は回されてる腕を優しく撫でる。







…一生この泣き虫なのに強がる可愛い花純を守りたい。




本当に心の底からそう思えた。





俺が辛いと花純が助けてくれて、

花純が辛いと俺が助ける。




そうやって一生支え合いたい。