「花純さん、あなたはとりあえずこの家で待機していてください。 絶対に外へ出てはいけません。わかりましたか?」 名前も知らない初対面の若い男の人にそう指示された。 でも、今のあたしは外へ出る気力もなければ 歩く気力もないし、 しゃべる気力さえもない。 蓮君…。 蓮君は若い男の人におんぶされて、リビングに連れて行かれていた。 死なないで、蓮君…。