「ねっぇ、れ…んくん?」 言葉にならない言葉を出す。 息が詰まって、精神もボロボロで。 「かっすみ…。ッハァ…ハァ…」 蓮君も泣いてるのかと思ったら 蓮君は胸を押さえて、息が荒くなってきた。 「ハァッ…ハァッ…ハァハァハァ!」 「蓮君?…れんくんっ!」 蓮君は胸を押さえたまま、スローモーションがかかったみたいに、ゆっくり床に倒れていった。 「蓮さん?!…蓮さん!」 あわただしく電話をしていた、若い男の人が蓮君に駆け寄った。 今、何が起こってる?