―次の日。 「彩菜ちゃんっ」 教室で手汗握る中… あたしはお昼を一緒に食べようと、彩菜ちゃんを誘おうとしてた。 もちろんその時に、勇気を出して謝るつもり。 蓮君の言葉を思い出して。 「彩菜ちゃん!」 「…はい」 「一緒にお昼っ食べっないですか…?」 低い声と怖い顔に威圧感がすごかったけど、あたしは耐えた。 敬語になっちゃったけどね。 「…うん」 彩菜ちゃんはオッケーしてくれた。 やった! 本当に? 嬉しい! 勇気って必要なんだね…。 第一難関、クリア!