あたしもそろそろ帰るかな。 ずっとお世話になったベンチから身を離す。 ふぅと一息ついて歩こうとした時、嫌にも彩菜ちゃんの声が校庭から聞こえてきた。 「あはは、本当それだからね!」 その声につられて、校庭を見ると彩菜ちゃんはクラスの凛ちゃんと帰ってた。 ズキッ しかも、すごい満面の笑み…。 うん、あたしとのことなんか忘れてるよね。 当たり前じゃん。 「…うっ…ん…ひっ」 …当たり前って思ってるのになんで涙が出て来るの。