「よいしょっと」
あたしたちは、食堂の隅に腰かけた。
中央には怖い人しか集まってなくて居心地が悪い。
でも端っこなら、何も考えないで、しゃべれる。
あたしと彩菜ちゃんは他愛もない話で笑いながら、食べてた。
そして、話し始めてから、すぐ。
「ね、花純」
パンをかじりながら、彩菜ちゃんが問いかけてきた。
「ん?なに?」
「男子」
「へ?」
小さい声で、そういってきた。
男子…がどうしたの?
「花純のこと、すごい見てる」
「うっ…」
気づかないふりしてた。
けど…絶えれない。
まわりの男子はすごいあたしたちに注目する。
意味はわかんない。
「やっぱり花純がモテすぎるから」
彩菜ちゃんはそう言う。
だけど…
「彩菜ちゃん。お世辞言っても、あたし何もあげないよ!」
その通りだからね。

