同棲。
許してもらえることのない、大きな課題。
社長さんはどう捉えたんだろ。
やっぱり引退とか、考えてしまうよな…。
「同棲ねぇ」
「あ、もう忘れてください!
俺の勝手な発言で、社長さんを困らせたのは事実です。
本当に申し訳ありませんでした…!」
俺は深々と頭を下げた。
社長さんの顔がもう見れない。
こんな大失態を犯したんだから。
俺は心の中でも何度も社長さんに謝った。
「反省してます…」
ゆっくりと、頭を上げると社長さんがこう言った。
「実は、そのこと…同棲のことなんだけどね」
…え?
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