「あっの…」 「よく来てくれたね」 「はっはい」 「まぁ、立ち話もなんだからここに掛けなさい」 「失礼します」 左足と左手が同時に出る。 俺、ロボットみたいな歩き方だよな? こんなとこ、花純に絶対見せらんねぇわ… そう思いながら、革張りのソファーに腰かけた。 前には社長さん、隣に岡が座ってる。 手汗が止まらない。 …何の話されんだ?