「な、花純。前、辛い思いしたの覚えてない?」 「辛い…思い?」 「窃盗が入ったときのこと」 「覚えてるよ…」 「それがあって以来、花純は気を付けようとか思わないのか?」 「何を…?」 不安そうな顔で見つめてくる。 やっぱり、俺がそばにいてやりたい。 同棲したい…。