どこのスタジオでも花純の家からの方が近い。 わざわざ自分の家に戻って、荷物まとめて… っていう作業は本当は嫌なんだけどな。 でも、岡が待っててくれるから行かないとダメ。 正直、つらい。 と、そんなことを思いながら、もう一度頭の中に花純の悲しそうな顔が浮かび上がってきた。 今にも泣きそうで、唇を噛みしめていて。 あの顔が俺は一番胸に刺さる。 やっぱり、二度とあんな顔させたくない。