花純はそっぽを向きながら言う。 「あたし、泣くのやめた!蓮君が笑ってくれてるから…」 横顔しか見れないけど、まっすぐな瞳を持っていて。 頬に乾いた涙の跡が残ってる。 唇をギュッと引き結んでいる。 「でも、犯人さんなんであたしなんかの家に来たんだろうね? あたしの家はお金ないし、失敗なのに」 「ぶっ…ははっ」 こんなにも真剣な表情なのに、こんな抜けた言葉が出るなんてな…。 こんな張りつめた空気でも和やかにできる。 花純、すごいぞ。 かっこいいよ…。