―キーンコーンカーンコーン
「はぁ…」
蓮君と両想いになってから1日目。
さっそく疲れちゃった。
だって、蓮君のクールさ!
まぁ、かっこいいからいいけど♪
「どしたの?おっきいため息ついて!」
「ん?あぁ…まぁ…」
あたしは蓮君と付き合ってることを誰にも言っちゃいけないことになってる。
何があっても絶対に。
だからそれをしっかり守る。
彩菜ちゃんに言えないのは嫌だけど…
仕方ないことだと思う。
しかも彩菜ちゃんに言ったら、大変なことになりそう。
蓮君も女子がうるさいけど、言えないんだって。
言うのは、蓮君のマネージャーの岡さんだけらしい。
「そんなの、花純らしくないよ!」
彩菜ちゃんがあたしの肩をたたいて、喝を入れる。
「ん、そうだよね。元気だっします!」

