「え。それ本当?」 「うん」 「…っ。あたしの蓮君なのに…」 いつ、お前のものになったんだよ。 心の中で突っ込んでから、俺は紅愛の前から離れる。 これ以上いたら、この香りがしみつく。 「それじゃあ」 「あっ蓮君っ」 悪いが無視だな。 これから台本読んで最終チェック。