よし。
しっかりベンチに座って、花純の話を聞いた。
花純は重たい口を開きながらー。
しっかり丁寧に説明してくれた。
うん?ってなることもあったけど。
時々つまる花純の頭を撫でながら、しっかり花純の不安を吸い取る様に聞いた。
「だからっそういうことなの…」
聞き終わって、俺の中でイライラが止まらなかった。
まず、花純を泣かせたこと。
そして、花純の純粋な心を踏みにじったこと。
まぁ、合コンで抜け出すとなったら、ホテルなんだけどな…
そういうこと、知らなかったんだもんな。
俺の予想は当たらなくてセーフだった。
そして、隣でぐすっと言いながら泣いてる花純を軽く抱きしめた。
「花純、もう大丈夫だから」
「うっん」
頭をしっかり撫でてやる。
マジで危なかっしいわ…

