あたしは恐る恐る、男子の声が聞こえる方へ歩み寄った。 怖い。 怖すぎるよ… 「うぇーい」 なんか、騒いでる。 思わず、彩菜ちゃんの服の裾を引っ張ってしまった。 「大丈夫?花純」 「こっ怖いです…」 「大丈夫、大丈夫。 みんなやさしい人だよ」 「ゴウコンってあの男の人たちもいるの?」 「うん、男の人がいないと成り立たないんだけどね?」 最後に意味深な言葉を言った彩菜ちゃん。 成り立たない? 男子がいないと? 分かんない~