愛のMelody【完】

そしてやってきた放課後--


音楽室に行くと既に龍崎はピアノの前にいた


「ごめん、遅くなって」


「いや。それより指、大丈夫か?」


「まぁ…」


「だけどピアノ…」


やっぱり龍崎は知ってるんだ


そりゃそうか


「調べたんだ?」


私がそう言うと龍崎はバツが悪そうな表情をした


「わりぃ。ネットで…」


「そう。それで?」


「いや、別に…」


「そう。なら練習しようか」