あの日、デートを断らなかった瞬間、俺たちの運命は別々の道へと変わっていった


だから、優実ちゃんを助けたことは後悔していない


華音の大切な友達だったから


華音の悲しむ顔を見たくなくて助けたから


「バイバイ…」


今日で本当にお別れだ


男と肩を並べて歩いていく華音を見送った


「銀河…」


「ははっ…そんな心配そうに見るなよ。

俺なら大丈夫だから。

もう、変なマネはしない」