俺はずっと甘えていたんだ


太陽の優しさに、華音の優しさに…


現実から逃げて、被害者ぶって


良心につけ込んで縛り付けていた


華音が…俺を愛してないことを感じていたのに


それでもいいから傍にいてほしいと


華音を自ら手離すなんて出来なかった


もしも、昨日の太陽の言葉がなければ、俺はもっと最低な男になっていただろう


自分の欲望のまま、華音の幸せを奪っていた


華音の幸せはもうここにはないのに…