翌日、私はたくさんの人で溢れる空港にいる


遠くに剣都の姿を見つけた


その瞬間胸が高鳴るのを感じた


「剣都っ……」


駆け出さずにはいられなかった


「華音!」


私のことに気付いた剣都の胸に迷いなく飛び込んだ


「ごめんっ…ごめんね……」


「華音……」


「もう、離れないから…。

今度は絶対…」


剣都に強く抱き締められながら


必ず幸せになると誓った