「俺はまだ諦められそうにない」


その言葉に胸がキュッと痛くなる


嬉しいのに、その胸に飛び込めない


「ごめんね……。

私のこと、憎んで忘れて」


私がちゃんと覚えているから


「憎まないし忘れない。

そんな簡単に忘れられる想いならここまで来たりしない」


「けんと……」


どうしてこんな私にそこまでするの…?


「華音、俺の想いは邪魔なのか?

もう、別々の道を歩んでるのか?」


剣都が好き…


その想いが溢れだしてしまう