華音はまたピアノの世界に戻るのだろうか


俺と華音の距離が遠く感じる


それに、もう一度ピアノを引いたということは、きっと前に進めたんだろう


彼との誤解が解けたのかもしれない


だとしたら、俺が来ていることは迷惑になるかもしれない


このまま黙っていなくなれば、華音にとっては良いことなのかもしれない


それでも俺は…


華音と話がしたい


例えそれが別れだとしても


最後に俺の想いを伝えたい


だから、迷わずまっすぐに華音の元へ歩き出した


剣都sideEnd