「当たり前だろ。

華音なら大丈夫だから。

リラックスして」


「うん、ありがとね」


「じゃあ、俺は客席にいるから」


「うん、また後でね」


舞台の上では既に仲間たちの演奏が始まっている


私の出番までもう少し


そして、緊張がピークに達したころ、名前を呼ばれた


ドキドキしながら舞台に一歩足を踏み出すと大きな拍手が聞こえてきた


この感覚、懐かしい


胸がドキドキワクワクする