愛のMelody【完】

「華音、好きだよ」


銀河の甘い言葉に胸がキュンとする


だけど、「私も好き」とは言えなかった


誤魔化すために銀河をそっと抱きしめた


こんな私を許して…


「華音…ずっと傍にいて…」


「…うん」


銀河が求めるなら、一緒にいる


例えそれが間違いであったとしても


「華音…、ピアノ引かないの?」


「え?」


「ずっと、引いてないでしょ?

俺の…せい?」


「それは…」


違うとはいえない…