愛のMelody【完】

ゆっくりと近付く銀河の顔


そして重なり合う唇


チュッと軽いリップ音が静かな部屋に響いた


だけど、キスをして思い知らされた


瞳を閉じたとき


思い浮かんだのは銀河ではなく剣都だった


キスをしている相手は銀河なのに


心は剣都を求めていた


私という女は最低だ…


口では銀河を大切にしたいと言いながら


心では自分から別れを告げた剣都を想っている


どうすればいいのか…


私にはわからなくなっていた