「かのん…華音は…?」


「銀河…

華音は…いない」 


「え…いない?」


銀河くんはガバッと起きあがろうとした


「ちょ、まだ寝てろよ!」


「いないって…

いないってどういうことだよっ…」


「銀河くん…ごめんなさい…。

わたしのせいで…」 


銀河くんのこんな姿が見たかったわけじゃない…


「優実ちゃん…

そうか…そうなんだ…」


華音に知られたことを理解した銀河くんはそれ以来笑わなくなった