「くそっ!!」


もう一人の男と私の手を掴んでいた男が二人一斉に殴りかかった


それでも龍崎は涼しい顔を崩さない


男をヒョイと交わしたかと思うと龍崎の右ストレートが私の手を掴んでいた男の頬にヒットした


「……っつ…」


男は頬を抑えながら仲間と共に走り去っていった


「よえー奴ら」


龍崎は小さくそう呟いていた


三人の男たち相手にそんな事が言えるなんて…


龍崎っていった何者?!