そう言った優実は悲しそうだった


「銀河くんは一度も揺るぐことなく華音だけを想ってた。

だから、全部私が悪いの。

あの日だって…

銀河くんは華音を想ってた………」


あの日……


それが本当ならどうして…


「何があったの?

あの日…、どうして二人は一緒だったの?」


「思い出が、欲しかったの…。

銀河くんを忘れるために…

ちゃんと友達でいられるために…

だけど、結局…

私は華音を傷付けた……」