ちょうどそのとき家のベルが鳴った


「誰か来たみたいだね」


「うん、そうだね」


しばらくすると何やら話し声がした


「どうしたんだろう?」


不思議に思った私たちは玄関の方へ向かった


そこにいたのは…


「……優実?」


フランスに戻って来ても一度も会うことのなかった優実がいた


「あ、華音……」


「久しぶり、だね」


「うん…、いたんだね……」


「まぁね」


何だか気まずい雰囲気