剣都side

華音を見送ったあの日から、時計をみる回数が増えたような気がする


レストランが忙しく毎日があっという間に過ぎていくと思っていたけど


実際は華音のことが気になって仕方がなかった


元気なのか、いつ帰ってくるのか


華音を考えない時間はないくらい


俺の頭の中は華音でいっぱいだった


そんな日々ももうすぐ終わる


冬休みも明日が最後


華音が戻ってくる


携帯を握りしめ連絡を待っていた