愛のMelody【完】

「どこにも行かない。

突然いなくなったりしないから安心して。

銀河は身体のことだけ考えて」


「ありがとう……」


「少し休んだ方がいい」


「そうするよ……」


「部屋に行こう。

手、握ってるから」


「わかった」


部屋に戻り、ベッドで横になる銀河の手をそっと握る


小さな子どもみたいに弱々しい


心も、体も…


そんな銀河を突き放すなんて私には出来ない


大切な人だから


例え恋心がなかったとしても……