愛のMelody【完】

その日の夜、私は意を決して太陽に電話をかけた


プルルーー


「華音かっ?!」


太陽はまるで私からの連絡を待っていたかのように、すぐに出た


「うん…、あのね、聞きたいことがあって…」


「何?」


「太陽は…、何か聞いたの?」


「何かって?」


「優実のこと…」


「ハッキリとは聞いてない。

ただ、銀河を見てればわかる。

華音がいなくなって、あんなにも我を忘れるほどボロボロになってくのを見たら、銀河の気持ちが本物だってこと、誰でもわかるよ」


銀河の気持ち……