愛のMelody【完】

「俺は華音が好きだ。

手放したくない。

だけど、もし迷いがあるなら、華音の背中を押す役目は俺がしたい。

華音が俺の背中を押してくれたように。

華音にも、後悔してほしくないんだ」


「剣都……」


「大丈夫だから。

華音は、華音が心から笑える道を選んでほしい」


「私は……

怖い……。

銀河に会う自信がないの。

銀河の口から真実を言われるのが、嫌なの」


ずっと逃げ続けていたんだ