この手だけは離さない


離したくない


そう思うのに、太陽は毎日私の元へやってきた


今日もまた、目の前には悲しそうな表情をする太陽がいる


「華音…、頼むよ…。

銀河に会ってくれ」


「もう、ここには来ないで。

私には他に大切な人がいるの」


「わかってるよ。

だけど…

それなら、あいつに華音を諦めさせてくれよ。

華音がいなくなって、あいつは廃人みたいなんだ…」