それからすぐ、私は日本へとやって来た


銀河のことも、優実のことも忘れたかった


「私は、逃げてきたのよ…。

ねぇ、剣都…

どう思った?

私のこと、嫌になった?」


今は何よりもそれが怖い


剣都にどう思われたのか…


「嫌になんてならない。

どんな過去があったとしても、俺は華音が好きだ。

今目の前にいる華音を好きになったんだから」


「ありがとう……」