襟元を掴まれたかと思うとまたパンチがとんできた


同級生の女の子のはずなのにそのパンチの威力はハンパなかった


それでも諦めるわけにはいかない


歯を食いしばって立ち上がる 


「まだ立てる元気があるのね」


「どうして…ここまで…」


「もちろん好きだからよ」


好きだからって…


ここまでするもの?


そういう意味では、私はあの時何もしなかった


怒ることもしなかった


銀河のこと、あんなに好きだったはずなのに…