愛のMelody【完】

「華音、行くぞ」


剣都は再び私の手を取った


だけど、何だかさっきより冷たく感じた


「剣都…いいの?」


そう聞かずにはいられない


「何が?」


「何がって…」


「俺には関係ねぇ」


まるで全てを拒否するかのような言葉に、何も言えなくなった


剣都の横顔はどこか辛そうで


私の胸も痛くなった