まさか……


そう思った私は慌てて制服に着替えて家を出た


すると電信柱の横で佇む剣都の姿があった


「剣都!」


慌てて駆け寄ると剣都は涼しい顔だった


「あ、はよ」


「どうしたの?」


「何が?」


「何がって…

だってうちの前で待ってるなんて」


「わりぃか?」


「そうじゃないけど…」