「ほら、着替えて帰るぞ」


「あ、うん」


「じゃあ、華音ちゃんまた明日ね」


「はい、お疲れ様です」


悠さんに挨拶をして更衣室に向かう


制服を脱ぎ、着替えながらずっと考えていた


やっぱり送って貰うなんて出来ない


夜とはいえまだ9時過ぎ


いくらでも出歩いてる女子高生はいるんだから


意を決して更衣室を出ると剣都が壁にもたれるようにして待っていた


「帰るぞ」


「あ、待って!」