「こちらをどうぞ」


メニュー表を差し出すと男性は慣れた手つきで開く


「これで。テイスティングはいいから」


「かしこまりました」


剣都の元へ行くと笑顔を向けてくれた


「その調子」


「ありがとう」


その後も注文を聞いたり、料理を運んだり…


終始ドキドキしっぱなしで、あっという間に時間が過ぎていった


「華音、そろそろ上がりの時間」


「あ、もうそんな時間なんだ」


特に大きな失敗もなく初日を終えた