「華音可愛いし、笑顔で仕事すれば大丈夫!」


「笑えるかな…」


「華音、行くぞ」


気付けばHRも終わってたみたいで剣都が立っていた


「ねぇ、今…華音って言った?」


目の前にいるひとみの目が私と剣都を交互に見つめている


ヤバい……


さすがに教室内ではマズいよね


「置いてくぞ」


「え?何々?どういうこと?」


「あー…また話すよ」


私は、鞄を持って立ち上がった


クラスメートの視線が痛い


特に紗織の視線が……