結局、カズの友達からはカズの入院している病院を聞き出すことできなかった。


私が我にかえった時には、カズの友達は私の前から消えていて店の外に出ていた。


私…何やってんだ?



でも、どうしよう…



そうよね…やっぱり心配だしカズに電話して自分で聞こ。
変な意地張ったって、自分が辛いだけだもん。


好きって気持ち、そんな簡単に失くなるものでもないんだし、無駄にしたくない。




私は―――


カズのことが好き。


誰になんて言われようと、私はカズが好きなんだ。